ピリ辛ラム胃袋 @駒込「レイハン ウイグル レストラン」
[追記]
残念な事に、「レイハン ウイグル レストラン」様は、2020年7月に閉店されました。
弊ブログの取材に協力していただき、大変ありがとうございました。
友人の誘いで、1年ぶりのウイグル料理を頂く事に。
今回、紹介の中心になる料理は、「ピリ辛ラム胃袋」。
「ラムの胃袋」を扱う料理は、日本では、なかなか出会う事が無いと思うが、
その印象からか、多少なりラムの香りが強いのかなと思っていたのだが、
実際に食べてみると、臭みはなく、コリコリとしたラムの胃袋の触感と、
シャキシャキとした野菜が、ピリ辛のタレが相まって非常に美味しかった。
本来なら新しく食べた品は、一品ごとに紹介したかったが、
覚書したメモが消失してしまったため、印象が強かった、
この一品を記事にすることに。
また、店のマスターに、ブログへの掲載を快く承諾してくれたのに、
掲載が今になってしまったのが、大変申し訳なく思っている。
- 今回食したもの
以前にも紹介した、羊肉の串焼き、「カワプ」。
こちらの店の、ラム肉は柔らかく、羊肉の堅い食感が苦手という方でも、
大丈夫だと思う。
また、香辛料や味付けも、比較的に柔らかだったため、割と辛いのは、
苦手な私でも、すんなりと食べられた。
キュウリのサラダ。
ジャガイモの炒め物
「ゴシ・ナン」(ラム肉の揚げミートパイ)
ラム肉とネギの炒め物。
「ラグメン」(ウイグル式うどん)
レイハン ウイグル レストラン (Reyhan's Uyghur Restaurant) - 駒込/アジア・エスニック料理(その他) [食べログ]
トホ コルミス(鶏肉の辛口炒め)
具材は、メインの鶏肉と、ニンニク、長ネギ、ピーマン等で、そして、存在感のある、いくつもの唐辛子の様なもの。
追加で、きし麺をトッピングした。
味は、見た目程は辛くはなく、ピリリとした辛さはあるのだが、後引く辛さではなく、思った程は辛くは無い。
例の唐辛子の様な物を食べても、あまり辛みを感じなかった。
では、この辛みの正体はというと、皿の下にあるスープの中にある、山椒の実だった。
ショホラ ハミセイ(トマト サラダ)
梅雨明け前とはいえ、真夏の様な蒸し暑さで、さっぱりした物が食べたかったので、こちらを注文した。
ゴイロセイ(羊肉と野菜の炒め物)
ガンパン(野菜炒め丼)
「ラグメン」の丼版というべき料理。
ウイグル人は、麺を食べないと食事をした気分にならないとの事だが、
日本人は、米を食べないと落ち着かないという方も多いのではないだろうか。
味は、トマトを基調とし、ピリ辛な野菜炒めという感じ。
具材は、トマト、白菜、ニンジン、セロリ、きくらげ等の野菜、そして羊肉。
具沢山の料理で、スパイスとニンニクの風味が強く、「男飯」といった印象。
ただ、味の基礎となるトマト等を除いて、決まっている訳ではなく、
その家庭や季節ごとに変わるそうである。
元々はウイグル人は白飯を食べる習慣が無かったそうだが、
中国文化の影響で、この様な料理が生まれたそうだ。
また、日本人にとっても、とても親しみやすい料理だと思うし、
辛いものがダメな人でも、辛さを調節すれば、大丈夫だと思う。
また食生活が心配な方は、野菜が手軽に取れて、とても良い料理だと思う。
余談になるが、私は辛い物は苦手で、避ける事が多いのだが、
ウイグル料理の代表ともいえる「カワプ」を注文した時に、
シェフが、「辛くしますか?」と聞いてきたので、「お願いします」と、
試す事にした。
カワプが目の前に出され、いざ食べてみると、確かに辛い。
それでも、美味しく食べられない程ではなく、水を飲みながらにはなるが、
美味しく頂けた。
今回、この店にお邪魔したのは、2月上旬の夕方。
寒空で冷え切った体が、香辛料よって温められ、
店を出る頃には、寒さが飛んで行った気がした。